食品関連事業者の皆様へ
日本版栄養プロファイリングモデルの活用について
日本版栄養プロファイリングモデル(NPM-PFJ: 加工食品版、NPM-DJ: 料理版)は、食品関連事業者の皆様による健康に配慮した食品開発や改良に役立つツールとして、日本の食文化や栄養課題を踏まえて開発しました。
このモデルは、疾病予防と健康増進のために、食品の栄養価を総合的に評価し、ランク付けする科学的な仕組みです。欧米諸国で普及している栄養プロファイリングモデルは日本の食文化に必ずしも適合していないため、日本人の食事摂取基準や「健康日本21(第三次)」などに基づいて、透明かつ公平に設計されています。
■活用方法
日本版栄養プロファイリングモデルは、次のような形でご活用いただけます。
- 既存の加工食品や料理レシピの栄養価の可視化: 自社の加工食品や料理レシピの栄養価を客観的に把握し、強みや改善点を明確にできます。
- 食品改良の指標: 最終スコアやランクを参考に、より高い評価を目指した改良が可能です。例えば、食塩や飽和脂肪酸が少ない原材料への変更、食物繊維やたんぱく質の多い原材料の活用など、具体的かつ客観的な検討を行う指針として活用ができます。
- 製品ポートフォリオの透明性向上: 栄養価値に関する客観的で信頼性の高い情報を公開することで、消費者や投資家に対して透明性を高めることができます。
- 消費者への間接的な貢献: 食品改良や情報発信を通じ、健康的な食品や料理に容易にアクセスできる食環境の整備に寄与します。
■今後について
日本版栄養プロファイリングモデルは、現在「第1.0版」として公開しており、今後も、日本の食文化や栄養課題により密接に対応できるよう、継続的に改良とアップデートを行ってまいります。
日本の加工食品や料理をより適切に評価するためには、食品関連事業者の皆様との建設的な意見交換が欠かせません。実際に日本版栄養プロファイリングモデルを第1.0版からご活用を進めていただいた上での率直なご意見を是非お寄せください。
日本版栄養プロファイリングモデルを積極的にご活用いただき、日本の健康的な食の未来を築いていくための一歩を共に踏み出していただければ幸いです。
資料・ツールのダウンロード
準備中
事業者向け「よくある質問」
準備中