行動生理研究室
1. 主要メンバー
室長 |
南里 妃名子 |
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客員研究員 |
岩坂 知治、村上 晴香、大野 治美 |
協力研究員 | 小西 可奈 |
研修生 | 田髙 悠晟、井上 裕美子 |
技術補助員 |
岡 優、古御門 恵子、西澤 玲子 |
2. 研究の目的・背景
行動生理研究室では、食事・栄養や身体活動などの日常的な行動や生活習慣が健康や疾病の発症にどのように関与するかを明らかにする研究を行っています。また、これらの生活習慣因子と遺伝的要因や腸内細菌との相互作用を解明し、個々の特性に合わせた健康増進のための行動・生活習慣の提案を目指しています。また、低栄養やフレイルハイリスク者の危険因子を特定し重症化予防に資するエビデンス構築を目指しています。
3. 研究内容
Ⅰ. 生活習慣病・フレイル予防や改善に資するエビデンスの構築
大規模コホートデータを用いて、生活習慣病・フレイル予防や改善に資するエビデンスの構築を行っています。特に、1)慢性炎症を基盤とする疾患や加齢関連疾患における食事や栄養の役割を明らかにすること、2)食事や身体活動などの生活習慣因子を複合的に評価し、これらの疾患に与える影響を明らかにしています。
Ⅱ. NIBIOHN腸内細菌研究
腸内細菌とヒトの健康・疾病との関わりについて明らかにする研究を行っています。ヒトの腸内細菌叢は国や人種によって、菌の種類がちがうことがわかっており、腸内細菌とヒトの健康とのかかわりを検討するためには、日本人を対象としたデータを集めていく必要があります。そこで、私たちは日本の各地域で食事を含む生活習慣調査、便や尿、血液などを取得して、1万人以上の腸内細菌叢のデータを集め、世界最大規模のデータベースを構築しています。現在は、特定の疾患患者の腸内環境も調べており、疾患の発症メカニズムや進行に関与する細菌を特定することで疾患の予防や治療ターゲットとして利用できる新たなバイオマーカーの発見が期待されます。
図1.NIBIOHN 腸内細菌研究
【関連データベース等】
行動生理研究室
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