まずは1品から！おいしく減塩お惣菜コンテスト　国民の健康寿命延伸と医療費削減を目指して

第7回「S-1g（ｴｽ・ﾜﾝ・ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ）大会 」開催決定

国立循環器病研究センター（大阪府吹田市、理事長：大津欣也、以下、「国循」という）は、医薬基盤・健康・栄養研究所（大阪府摂津市、理事長：中村祐輔）と共催で、2026年1月31日（土）に「第7回S-1g大会」を開催することを決定いたしました。本大会では「まずは1品から！おいしく減塩お惣菜コンテスト」と題し、日常生活に取り入れやすい減塩お惣菜レシピ  を全国から募集します。その後、皆様から応募いただいたものに関して、書類審査を通過したものについて、2026年1月31日に調理・試食審査を実施いたします。本取り組みを通じて、減塩推進による循環器病リスクの軽減と、健康的な食生活の普及を目指します。

食塩の摂り過ぎは循環器病発症のリスクを高める

食塩摂取量の過剰は高血圧を引き起こし、脳卒中や心臓病などの循環器病のリスクを高めることが知られています。20歳以上の日本人の平均的な食塩摂取量は、1人1日当たり平均9.８g（男性10.７ｇ、女性９.１g：令和5年 国民健康・栄養調査）であり、この10年間で男女とも有意な減少は見られず、国の目標摂取量である成人男性7.5g、女性6.5gを上回っています。食塩の摂り過ぎは高血圧、さらには脳卒中や心臓病といった循環器病発症のリスクを高めることにつながる一方で、食塩摂取量を1g減らすと血圧が0.5～1mmHg下がることが明らかになっています。日本人の平均食塩摂取量が依然として目標値を大きく上回っている現状を踏まえ、循環器病予防のための減塩食レシピの作成と普及を本大会の目的としています。

S-1g（エス・ワン・グランプリ）大会開催概要

• テーマ：　まずは1品から！おいしく減塩お惣菜コンテスト
• 開催日：　2026年1月31日（土）
• 会場：　大阪ガスハグミュージアム（大阪市西区千代崎3丁目南2番59号）
• 主催：　国立研究開発法人 国立循環器病研究センター
• 共催：　国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
• 募集期間：　2025年7月1日（火）から9月1日（月）正午まで
• 応募方法：　応募要項詳細は、大会ホームページを参照（https://www.ncvc.go.jp/karushio/s-1g/2025/s-1g_8346/）

＜左から大会ホームページQRコード、S-1g大会ロゴ、第6回大会表彰式＞

本大会を通じて創意工夫を凝らしたレシピが沢山集まり、楽しくおいしい食生活改善がより一層浸透することを期待しています。減塩をしながらおいしい食事を作ることを楽しみましょう。なお、詳細につきましては後日発表いたします。

※S-1g（エス・ワン・グランプリ）とは、「Salt（塩）を1食当たり1グラム減らそう（−1g）」という意味を込めた名前です。

【報道機関からのお問い合わせ先】

国立循環器病研究センター　社会実装推進室 「第7回S-1g（エス・ワン・グランプリ）大会」事務局
Tel:06-6170-1069(ダイヤルイン)内線番号(31033)

国立研究開発法人　医薬基盤・健康・栄養研究所　戦略企画部広報チーム
TEL ： 06-6384-1120
MAIL： pr[at]nibn.go.jp

[at]を@に置き換えてください

参考

S-1g（エス・ワン・グランプリ）大会について

国循では、循環器病予防啓発の取り組みの一環として、「かるく塩を使っておいしさを引き出す」という「かるしお」調理法の開発・普及に取り組んでおり、「減塩の重要性」の啓発普及を目的とした「かるしおレシピ集」を書籍化しています。

このような国循の活動に加え、2014年から国民の皆様からおいしい減塩食レシピを募集し、優秀なレシピを全国規模で推奨するイベント「S-1g（エス・ワン・グランプリ）大会」を開催してまいりました。また、第6回大会からはテーマを「まずは1品から！おいしく減塩お惣菜コンテスト」とし、幅広く全国の皆様に気軽に取り組んでいただき、減塩活動がさらに大きな広がりとなるように致しました。

＜左から、第6回 調理の様子、第6回 審査の様子、第6回 国循賞金賞レシピ＞

プレスリリース原稿（604KB）