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国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

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精度の高い健康管理へとつながる、消化・吸収に着目した研究を実施!

栄養・代謝研究部 エネルギー代謝研究室 室長 吉村 英一

日常生活で目にするエネルギーは、食品等の本来のエネルギーから体外排出されるエネルギーを差し引いたものです。消化・吸収率は性別、体格等を問わず均一に設定されていますが、消化・吸収の能力には個人差があります。精度の高い健康管理には、消化・吸収の能力を踏まえ個人に必要なエネルギー量を精密に推定する必要があります。
いわゆる”やせの大食い”の消化・吸収能を知りたいという動機から、多くの方々の支援を得て、今の研究を立ち上げました。研究の中で、試料(食事・糞便・尿等)を酸素充填させたボンベ内で完全燃焼させ、水槽内の水温変化から物理的なエネルギーを評価する方法で、吸収エネルギーと排出エネルギーを評価すると、後者には無視できない個人差があると判明しました。まだ乗り越えるべき壁はありますが、個人の特性に応じた精度の高い健康管理が叶う社会への貢献を目指し研究しています。

研究の全体像

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