医薬基盤研究所(NIBIO)のお知らせ
１分子の構造変化による細胞集団運動の制御を解明 －異分野領域融合研究により高次細胞機能の謎を解く－
2016年10月27日
この度、当研究所バイオインフォマティクスプロジェクト 水口賢司プロジェクトリーダーと土屋裕子研究員（現所属：大阪大学蛋白質研究所）らの共同研究グループ（※）は、JRABというタンパク質の１分子の構造変化に着目し、細胞集団運動の制御機構を解明しました。本研究成果は、今後、発生異常の病態解明やがん転移機構の解明につながると期待されます。なお、この研究成果は、米国の科学雑誌「Molecular Biology of the Cell」（10月15日号）に掲載されました。
本研究の詳しい内容については、理化学研究所のホームページ （http://www.riken.jp/pr/press/2016/）をご確認ください。
※共同研究グループ
〇医薬基盤・健康・栄養研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト
水口 賢司 プロジェクトリーダー、土屋 裕子 研究員（現所属：大阪大学蛋白質研究所）
〇徳島大学大学院 医歯薬学研究部医科学部門 生化学分野
佐々木 卓也 教授、坂根 亜由子 助教
〇徳島大学大学院 医歯薬学研究部特定研究部門 光イメージング研究分野
堀川 一樹 教授
〇理化学研究所 光量子工学研究領域 エクストリームフォトニクス研究グループ
画像情報処理研究チーム
横田 秀夫 チームリーダー、吉澤 信 上級研究員、西村 将臣 テクニカルスタッフⅠ
〇大阪大学大学院基礎工学研究科 生体計測学講座
出口 真次 教授
〇北海道大学大学院先端生命科学研究院細胞ダイナミクス科学研究室
芳賀 永 教授