官民研究開発投資拡大プログラム
Public/Private R&D Investment Strategic Expansion PrograM: PRISM(プリズム)
「新薬創出を加速する人工知能の開発」 令和元年度成果報告会 (オンライン開催)
2020年06月23日
ご挨拶
平成30年度、総合科学技術・イノベーション会議と経済財政諮問会議が合同で取りまとめた「科学技術イノベーション官民投資拡大イニシアティブ」に基づき、官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)が創設されました。医薬健栄研が中心となりJST及び理研が連携して推進している「新薬創出を加速する人工知能の開発」は、我が国で初めての創薬AI領域での府省横断型産学官連携プロジェクトとして平成30年度からPRISMに採択され、今年で3年目を迎えます。本事業の目的は、医薬品開発における最大の隘路となっている「蓋然性の高い創薬標的の枯渇」の解消に向け、バイオインフォマティクスや人工知能等の最先端情報科学技術を駆使し、研究者の目利きと動物実験に頼ってきた従来の標的探索とは全く異なる革新的な研究手法を開発することです。 令和元年度は、医薬健栄研を中心に、理研AIP、国立がん研究センター、産業技術総合研究所など17研究機関が連携し、創薬標的の特定が困難なためこれまで創薬が進まなかった特発性肺線維症(IPF)及びパンネガティブ肺がんを対象として診療情報と網羅的オミクス情報の収集に注力するとともに、マルチオミクスデータに基づく病態の理解と創薬標的となる鍵分子の情報科学的見極めに必要な高精度解析ツールや大規模知識ベースの開発に取り組みました。その結果、肺がんで1500症例、IPFで600症例を収集し、ゲノム(WGS/WES)、メチローム、ATAC-seq、RNA-seq、網羅的プロテオーム解析を加速化したことにより世界最大級の疾患統合データベースの構築が大きく進展しました。 また、画像解析、カルテ情報の自然言語処理技術開発、解析アルゴリズム開発、科学技術論文からの情報自動検索・抽出システム及び創薬研究用大規模知識ベースの構築等でもさらなる進展がありました。本報告会では個々の研究成果について研究者より詳しくご報告を致します。我々の取り組みが皆様にとって新たなR&Dモデルの1つとなるよう心より願っています。
プログラムディレクター
榑林 陽一
名称
「新薬創出を加速する人工知能の開発」令和元年度成果報告会
会期
2020年7月20日(月) 9時30分~15時30分(予定)
開催方式
Webミーティング形式にて当日は録画した発表を配信致します。 質疑は参加者の皆様よりチャット形式で受付し、司会者の進行により発表者がオンラインで応答する予定です。
参加登録方法
参加登録は終了致しました。多数のお申し込みを頂きありがとうございました。
参加方法
7月15日前後にお知らせするIDとPWを使用して、当日開催サイトへアクセスしてください。
対応OS
□Windows 8.1(推奨ブラウザ:IE11/Firefox/Chrome)
□Windows 10(推奨ブラウザ:IE11/Edge/Firefox/Chrome)
□macOS Catalina(推奨ブラウザ:Chrome/Safari)
□iOS 13(推奨ブラウザ:Safari)
□Android7.0以上(推奨ブラウザ:Chrome)
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参加費
無料
主催
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
共催
国立研究開発法人 科学技術振興機構
後援
内閣府 文部科学省 厚生労働省
協力
大阪商工会議所
●開会 9:30
9:35 開会挨拶 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長 米田悦啓 |
9:45 来賓挨拶 | 厚生労働省大臣官房 厚生科学課長 佐々木昌弘 |
9:50 来賓挨拶 | 文部科学省 研究振興局 参事官 (情報担当) 橋爪淳 |
9:55~11:30 事業概要 | |
事業目標と成果 | 神戸大学 特命教授/連携プログラムディレクター 榑林陽一 |
全体概要・特発性肺線維症 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 夏目やよい |
肺がん | 国立がん研究センター研究所 浜本隆二 |
質疑応答 | |
11:30~12:20 研究発表 | |
<解析1> | 京都大学 奥野恭史 |
九州工業大学 山西芳裕 | |
質疑応答 | |
12:20~13:20 昼休み | |
13:20~13:55 研究発表 | |
<自然言語処理・知識ベース> | 京都大学 黒橋禎夫 |
産業技術総合研究所 高村大也 | |
質疑応答 | |
13:55~14:35 研究発表 | |
<解析2> | 理化学研究所 上田修功 |
Karydo TherapeutiX株式会社 佐藤匠徳 | |
質疑応答 | |
14:35~15:25 研究発表 | |
<解析3> | 北海道大学 西村紳一郎 |
徳島大学 西岡安彦 | |
質疑応答 | |
15:25 閉会挨拶 | 日本電気株式会社 NECフェロー/JST AIPネットワークラボ ラボ長 江村克己 |
●閉会 15:35
お問い合わせ先
「新薬創出を加速する人工知能の開発」成果報告会運営事務局
Email:jimukyoku1@rooffice.co.jp
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