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要旨 |
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食品を統合した食品群についての摂取頻度と食べ方に関する調査を行い、得られた結果をスコア化(バランススコア、野菜スコア、食生態スコア)し、これらスコアの妥当性を検討した結果、配点方法などさらに検討すべき点も残されているが、これら3種類のスコアは食生活の現状をかなりよく反映し、疫学調査で食生活の現状を評価する指標となりうると思われる。 |
著者、
雑誌名 |
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池田順子 東あかね 永田久紀 日本公衆衛生学雑誌 1995:42(10):829-842
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要旨 |
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連続した1週間の秤量記録法と同程度に日頃の食生活を把握することを目的とした食品摂取頻度・摂取量法を考案し、食物栄養学専攻の女子大学生20人を調査対象として、主にその妥当性を検討した。本法は、カルシウム
、ビタミンC等一部の栄養素等摂取量を良く推定したが、エネルギー、蛋白質等の摂取量の推定は必ずしも十分ではなかった。疫学研究への適用については、さらに検討を要する。 |
著者、
雑誌名 |
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中村美詠子 青木伸雄 那須恵子 近藤今子 日本公衆衛生雑誌 1994;41(8):682-692 |
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要旨 |
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食事調査には様々な方法があるが、比較的長期間の食事状況を把握でき、調査票を用いることで調査の標準化もある程度達成され、しかも大規模な実施も比較的容易である半定量的摂取頻度法の基礎的な評価を行った。基礎的評価としては、再現性と妥当性の検討を行った。 |
著者、
雑誌名 |
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片桐あかね 橋本修二 大橋靖雄 白銀和子 坂本なほ子 牧本小枝 日本公衆衛生雑誌 1998;45(12):1127-1136
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要旨 |
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著者らが開発した自記式食事歴法調査票の妥当性をナトリウム(Na)およびカリウム(K)摂取量について1回の24時間尿中排泄量を指標として検討した。Naで女性のみ、Kで男女ともにじゅうぶんな平均値推定能力が認められた。個人のランキング能力は男女ともKでは良好であったが、Naは蓄尿期間が短かったためにじゅうぶんな結論を得ることができなかった。 |
著者、
雑誌名 |
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Satoshi Sasaki, Ryoko
Yanagibori, Keiko Amano. Jpn Circ J 1998;62(6):431-5. |
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要旨 |
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軽症高コレステロール血症を対象とした地域の健康教室において、半定量食物摂取頻度調査法の一種であり、著者らが開発した自記式食事歴法質問表(Self-administered diet history questionnaire; DHQ)及びその解析ソフトを用いて行った個別栄養評価・指導の結果、従来の集団指導を中心とした方法に比較して、有意な栄養素等摂取量の改善が認められた。栄養素等摂取量の変化は、高コレステロール血症の予防及びコントロールに望ましいもので、他の疾患予防の観点からみて好ましくないと考えられる栄養素等摂取量の変化は観察されなかった。 |
著者、
雑誌名 |
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佐々木敏、柳堀朗子 栄養学雑誌 1998;56(6):327-338 |
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要旨 |
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著者らが開発した糖尿病予防の栄養教育のための65食品リストからなる食品摂取頻度調査票(FFQW65)について、妥当性は1週間の秤量調査結果と、再現性は10ヵ月後の再調査との比較をおこなった結果、FFQW65は糖尿病の栄養教育のために有用となるエネルギー摂取量の食事別評価に利用可能と考える。 |
著者、
雑誌名 |
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山岡和枝、丹後俊郎、渡辺満利子、横塚昌子 日本公衆衛生学会誌 2000;47(3):230-244 |
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