Research Achievement. 研究業績
論文発表
NO. | 該当WG | 論文 | 概要 | 論文へのリンク |
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1 | 社会実装WG | Tanemura Nanae,Kashino Ikuko,Araki Michihiro. A First Survey of the Public’s Colour Preferences for Four Processed Foods as Major Sources of Salt Intake in Japan. Food Humanit., 3, 100330 (2024). | 日本国内の20-80歳を対象としたオンライン調査により,「おいしさ」を連想させる色は食品の種類によって異なり,通常食品と減塩食品で同じであったこと等を示した。 |
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2 | フィードバックWG | 赤澤葉月,東泉裕子,由田克士,瀧本秀美,諸外国で活用されている栄養プロファイルモデルの基準根拠について,日本栄養・食糧学会誌,77(6): 439-450(2024). | 諸外国の栄養プロファイルモデルの閾値設定方法とその根拠情報を整理し,日本版栄養プロファイリングモデル策定に向けた基礎資料とした。 |
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3 | データベースWG | Hazuki Akazawa,Chika Okada,Global trends in the revision of nutrient reference values and formulations for infants and toddlers, Asia Pac J Clin Nutr, 34, 36-45 (2025). doi: 10.6133/apjcn.202502_34(1).0003. | 諸外国におけるNutrient Reference Values (NRVs)改定とその根拠,また乳幼児向けNRVsの策定に関する最近の動向をレビューした。 |
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4 | 社会実装WG | Tanemura Nanae,Kashino Ikuko,Araki Michihiro. Differences in Preferences for Health-Promoting Food Appeals by Health Behavior Stages. Nutr Food Sci., ahead of print (2024). | 日本国内の20-80歳を対象としたオンライン調査により,健康行動のステージのうち無関心期グループは,健康訴求を含まない減塩表現を好む傾向があり,行動期および関心期グループは,直接的な減塩訴求を好む傾向が見られることが明らかになった。 |
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5 | シミュレーションWG | Ryota Wakayama,Michihiro Araki,Mieko Nakamura,and Nayu Ikeda.The Cost-Effectiveness of Increased Yogurt Intake in Type 2 Diabetes in Japan. Nutrients. 17(14), 2278(2025) | 40~79歳日本人を対象に、ヨーグルト摂取量を増やしたことによる、2型糖尿病に対する医療経済効果を、マルコフモデルによるシミュレーションで明らかにした。 |
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学会発表
NO. | 該当WG | 学会 | 概要 |
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1 | 社会実装WG | 富永健一郎,種村菜奈枝,樫野いく子,健康的な食品選択に向けたナッジを探る:スコーピングレビュー,D&I科学研究会第10回学術集会;2024. 7. 20(大阪) | 日本の食環境において実装可能なナッジ候補を抽出することを目的にスコーピングレビューを行い,小売店において利便性の向上に向けた研究が多いことを確認した。 |
2 | PJ全体 | 令和6年9月6日 第71回日本栄養改善学会学術総会にて研究自由集会「食環境整備推進のための産学官等連携が創出する食生活の未来を考える集い」を開催 | 「食環境整備推進のための産学官等連携共同研究プロジェクト」の取組を紹介するとともに,健康とおいしいを両立する自然に続けられる健康な食生活の在り方について,ワークショップを通じて,産学官の垣根を越えた意見交換を実施。 |
3 | データベースWG | 赤澤葉月,岡田知佳,栄養素等参照量の改定と乳幼児向け栄養素等参照量の策定有無に関する国際比較,第71回日本栄養改善学会学術総会,2024.9.6-8(大阪) | 諸外国におけるNutrient Reference Values (NRVs)改定と乳幼児向けNRVsの策定に関する最近の動向について情報提供を行った。 |
4 | データベースWG | 小野敦子,赤澤葉月,岡田知佳,汁系めん類の喫食状況による栄養素等摂取量の検証,第71回日本栄養改善学会学術総会,2024.9.6-8(大阪) | 日本での喫食頻度が高い汁系めん類について,汁を残して食べた場合の栄養素摂取量を栄養成分分析により明らかにした。 |
5 | データベースWG | 藤池春奈,東泉裕子,樫野いく子,森渚, 瀧本秀美, 中村美詠子,野菜摂取量350g以上群・未満群の栄養素等摂取量及び食事特性の比較,第71回日本栄養改善学会学術総会,2024.9.6-8(大阪)) | 既存の食事調査データを用いて,日本人の推奨野菜摂取量である350 g/日をカットオフとし,野菜摂取量350 g/日を達成する集団の栄養素等摂取量,食品群別摂取量,食事の状況特性を明らかにした。 |
6 | フィードバックWG | 安冨藍,小野敦子,藤池春奈,東泉裕子,日本の食環境整備推進における課題-食品企業従業員への定性的フォーカス・グループインタビュー調査-.第71回日本栄養改善学会学術総会. 大阪市,大阪公立大学.2024.9.7(大阪) | 食品企業従業員への定性的フォーカス・グループインタビュー調査により,日本の食環境整備推進における課題とその解決策の方向性を明らかにした。 |
7 | フィードバックWG | 吉田風詩子,安冨藍,赤松裕訓,瀧本秀美,東泉裕子,料理用調味料及びそれらを利用した料理レシピのデータベース開発―料理用調味料の栄養成分表示及び活用料理からの検討-,第71回日本栄養改善学会学術総会,2024.9.7(大阪) | 料理用調味料の栄養成分表示と活用料理を,栄養成分表と料理分類に着目して整理し,DB構築に向けた基礎資料とした。 |
8 | PJ全体 | 令和6年10月29日 第83回日本公衆衛生学会学術総会にて研究自由集会「産学官等連携で創出する食環境の未来を考えるために」を開催 | 「食環境整備推進のための産学官等連携共同研究プロジェクト」の取組を紹介するとともに,健康とおいしいを両立する自然に続けられる食環境の在り方に向けた意見交換を実施。 |
9 | シミュレーションWG | 吉田風詩子, 藤池春奈, 若山諒大, 中山雄記, 池田奈由, マルコフモデルを用いた栄養素・食品介入による医療経済学的効果シミュレーションのレビュー,第95回日本衛生学会学術総会,2025.3.19-21(埼玉) | マルコフモデルを利用した栄養素や食品の介入による医療経済的効果を評価した研究を概括することで,今後の食によるシミュレーション研究の基礎資料とした。 |
10 | シミュレーションWG | 藤池春奈, 荒木通啓, 池田奈由 40~70代日本人の野菜摂取目標値達成が心血管疾患予防と国民医療費削減に与える効果 ,第95回日本衛生学会学術総会,2025.3.19-21(埼玉) | 日本人の野菜摂取量が10年間で目標値である350 g/日に到達した場合の心血管疾患予防と医療費削減効果について,シミュレーションモデルを用いて予測した。 |
11 | PJ全体 | 令和7年3月27, 28日 パリ栄養サミット | A New Approach to Nutrient Profiling: Introduction to a Comprehensive Nutrient Evaluationと題して,2024年9月に論文公表した日本版栄養プロファイルモデル(料理版)の開発趣旨や概要,諸外国での活用可能性,食環境整備における重要性について講演を行った。 |
受賞歴
NO. | 該当WG | 賞 | 概要 |
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1 | データベースWG | 藤池春奈,野菜摂取量350g以上群・未満群の栄養素等摂取量及び食事特性の比較,若手学会発表賞(Young Presentation Award)示説実務者部門 最優秀賞, 第71回日本栄養改善学会学術総会,2024.9.7(大阪) | 既存の食事調査データを用いて,日本人の推奨野菜摂取量である350 g/日をカットオフとし,野菜摂取量350 g/日を達成する集団の栄養素等摂取量,食品群別摂取量,食事の状況特性を明らかにした。 |
2 | フィードバックWG | 安冨藍,日本の食環境整備推進における課題-食品企業従業員への定性的フォーカス・グループインタビュー調査-,若手学会発表賞(Young Presentation Award)口演実務者部門 優秀賞受賞, 第71回日本栄養改善学会学術総会,2024.9.7(大阪) | 食品企業従業員への定性的フォーカス・グループインタビュー調査により,日本の食環境整備推進における課題とその解決策の方向性を明らかにした。 |